核の冬

世界的に核戦争が起こると、地球上に大規模な環境変動が起きて、人為的に氷期が発生するというものです。英語ではNuclear winterといい、カール・せーガンらによって提唱された現象です。

この現象は、核兵器の使用に伴う爆発そのものや広範囲の延焼(火災)によって巻き上げられた灰や煙などの浮遊する微粒子(数時間から数年に渡って大気中を浮遊する)により、日光が遮られた結果発生するとされています。

太陽光が大気透明度の低下で極端に遮断される事から、海洋植物プランクトンを含む植物が光合成を行えずに枯れ、それを食糧とする動物が飢えて死に、また気温も急激に下がる事が予想されるなど、人間が生存できない程の地球環境の悪化を招くとされています。

ちなみに、放射能を帯びた死の灰が降り注ぐ事による催畸性の問題もあり、一度核戦争が勃発すれば、国家間の報復合戦から地域限定戦争によっても世界規模の被害が懸念され、核兵器の危険性を説明する上で、本項で述べる現象は度々引用される概念す。

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K-T境界

白亜紀と新生第三紀との境目で、恐竜やアンモナイトが絶滅した事件が起きたことでも有名です。
K-T境界では直径約10kmの巨大隕石がユカタン半島付近に落下したことで知られていますが、これをきっかけに生物相が一気に変化したと考えられています。
しかしその影響の大きさについては諸説あり、まだはっきりと解明されているわけではありません。

中生代は大型爬虫類の時代であった。地上では恐竜が、空中では翼竜が海中では首長竜や魚竜が繁栄していました。
K-T境界ではこれらの大型爬虫類の全てが絶滅しました。生き残ったのは、爬虫類の系統ではカメ、ヘビ、トカゲなどの比較的小型の種類とワニなどに限られ、恐竜直系の子孫である鳥類も絶滅を免れました。
海中ではアンモナイト類をはじめとする海生生物の4割(有孔虫では種の97%以上と属の92%以上)が姿を消しました。
この時期に絶滅した生物種は、全体の70%ほどと見積もられています。
これらの生物がいなくなった後に哺乳類と鳥類が進出し、現在の生態系が形成されました。
陸上の植物相は、ジュラ紀末まで隆盛を誇ったソテツ類などの裸子植物に代わり、白亜紀中頃には被子植物が主体となっていたが、花粉分析の結果、被子植物主体であるものの、K-T境界を境に、(シダ植物の一時的進出はあったにせよ)その構成は大きく変化していることが示されています。

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